雑記やら拍手お返事やらSSやらを好き勝手に書いています。
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種~運命間?時系列は正確にはわかりませんが、アスカガのSSです。
運命7話の予告に何故かアスランのシャワーシーンがあって、それ予告に入れる必要ある!?と思ったのと同時に、その色気にやられたカガリの話を書きたくなりまして笑
あ、今更ながら今日サイトに先日pixivに上げた作品とログを収納してきました。ログの内訳はほとんどここにUPしたものと、あとTwitterに上げてたSSです。
その言い訳とか拍手お返事とかいろいろやりたいんですけど、また後日にさせてください。
ということで、続きからアスカガ初夜(未満)のあほな話です。
運命7話の予告に何故かアスランのシャワーシーンがあって、それ予告に入れる必要ある!?と思ったのと同時に、その色気にやられたカガリの話を書きたくなりまして笑
あ、今更ながら今日サイトに先日pixivに上げた作品とログを収納してきました。ログの内訳はほとんどここにUPしたものと、あとTwitterに上げてたSSです。
その言い訳とか拍手お返事とかいろいろやりたいんですけど、また後日にさせてください。
ということで、続きからアスカガ初夜(未満)のあほな話です。
「な……ちょ、おまえ……っ」
「カガリ?」
顔を真っ赤にしてうろたえるカガリに、アスランは首をかしげる。
二人はキングサイズのベッドの上にいた。カガリは裸の体にシーツをまとい真ん中に座っており、アスランはシャツを脱いでズボンだけを履いた格好でベッドに乗りあげたところだ。
思いを通わせてから、はじめて一線を越える夜。それだけでふたりは互いに心臓が飛び出そうなほど緊張し、言葉を交わすのもぎこちなかった。それでもなんとか準備を整えて、最後にアスランがシャワーを浴び終え、待ち続けていたカガリにようやく触れようとしたのに。
彼女はゆでだこのようになりながらアスランを睨み、体を覆うシーツをぎゅっと握りしめる。
「お、おまえ、なんだよそれ……っ」
「なんだって……なにがだ?」
カガリが何を指して言ってるのか本気でわからず問い返すが、彼女は涙目になってううと唸るだけだ。そしてぷいと背を向けてしまう。
何か粗相をしてしまったのだろうか、と不安になったアスランがカガリのそばに腰掛けるが、彼女は振り返らなかった。
「すまないカガリ、俺はなにか失礼なことをしたのか?」
本気で困惑しているアスランに、カガリは盛大に眉をしかめる。
「おまえ、なんでそんな……」
「なんだ? カガリ、聞こえない」
「――っ、なんでそんなに綺麗なんだよっ!」
カガリはやけくそのように叫び、振り返った。そして再びアスランの肌を視界に入れて、びくりと体を跳ねさせる。
一方のアスランは、予想もしなかった言葉に目を白黒させていた。
「綺麗? ……俺が?」
「そうだよっ! お、女の私よりずっと綺麗な体して……っ。そんなの見せられたら、私、自信なくなるだろぉ……」
白く透き通るような肌に、軍人らしく鍛え抜かれた体。そのあまりの整いようは、まるで美術館に飾られる彫像のようだ。もちろん体のそこかしこに傷跡があったが、それすらも彼の男としての魅力を底上げしているように見えてしまう。
これがコーディネイターか、と思わず感嘆してしまうほど、彼は綺麗だった。その中でもアスランはトップエリートであり、より際立つ美貌の持ち主なのだと、改めてカガリは思い知らされる。
アスランはしばらく呆気にとられたあと、ようやくカガリが劣等感に苛まれているのだと気付き、シーツをすっぽりかぶってしまった彼女を、布ごと抱き込んだ。
「カガリ……頼むから、出てきてくれないか」
「……」
「その、不安にさせたのは悪かったから」
いったい何を謝っているんだ、と頭の中で冷静なアスランが言う。しかし、彼にはそうするほかなかった。
彼にはカガリの言うことが本気で理解できないのだ。男の自分の体が綺麗だなんて、考えたことすらない。カガリのほっそりとしたやわらかな体のほうが、よほど綺麗なのに――と、アスランは思うのだが、それをすんなり口にできるほど、彼は恋愛に向いた性格ではなかった。
カガリは相変わらずそっぽを向いている。それどころか、ぐすりと鼻をすする音まで聞こえてきた。アスランはカガリを抱きしめながら、途方に暮れてしまう。
「……カガリが嫌なら、今日はやめておくか?」
そう言うと、腕の中の体がびくりと震えた。
その提案は彼にとって苦痛ではあったが、仕方がない。ただでさえ状況に舞い上がっていたところにこれなのだ。――正直、早く肌を重ねたくて仕方なかった。しかし、今夜が無理だというならそれでもいい。彼女の意に沿わないまま行為を進める気はなく、とにかくこの半端な状況から抜け出したかった。
「……それ、は」
「無理しなくていいから。カガリがつらいというなら、俺は我慢するし」
またおあずけは嫌だ、と叫ぶ本能を理性で押し殺して、カガリの頭を優しく撫でる。すると、カガリはようやくシーツから顔を出した。かわいた涙がこびりついた顔でアスランを見上げると、彼の首に勢いよく抱きつく。
「やだ……」
「カガリ」
「うー、アスランのばか……そんなこと言うな」
ぐすぐすと鼻を鳴らすカガリの背を、アスランはやさしく撫でてやる。
「その……俺なんかの体より、ずっと、カガリのほうが魅力的だ。だから泣くな、な?」
ようやくその一言を口に出すと、カガリにふたたび「ばか」と怒られた。
カガリが泣き止むまで待ちながら――わきあがる欲望と戦いながら――アスランは別のことを考える。どうして自分たちは、こう大切な時までこんなことをしているのだろう、と。いつもそうだ。出会ったときは戦うはめになったし、初めて抱き締めたときは――これは自分が悪いのだが――カガリは慌てふためいて暴れていた。どうにもうまくきまらないのだ。
まさかそれがこんな日にまで当てはまるとは、と内心自嘲しつつ、アスランは思う。まあ、これが自分たちにはお似合いなのだ――と。
カガリが大人しくなったのを見計らい、アスランはすこし体を離した。カガリは鼻を真っ赤にして、潤んだ目で見上げてくる。
「カガリ……もう、いい?」
「え……?」
「……ごめん、カガリ」
「ひゃっ!?」
そして、彼はお決まりの謝罪の言葉とともに、大事な彼女を押し倒した。正直な話、カガリが彼の提案を「いやだ」と跳ね除けたときから、理性は限界だったのだ。
「あ、アスランっ! 体見えるっ!」
「だから……ごめん」
「ごめんじゃなくてっ! あっ、もう……ばかぁあっ!」
――翌朝、ふたたび拗ねたカガリがシーツに籠城し、アスランがご機嫌取りにあわてふためくことになったのは、言うまでもない。
***
もうちょっとスマートに決めさせてあげたかったけど、私が書くの疲れたので強制終了させました。ごめんねアスラン!←
衝動的に書いたものなのに、なかなか終わらなくて頭を抱えました笑
アスカガの初夜に関してはずーーっと語ってるのでいつかちゃんと書きたい……こういうぐだぐだなものではなく!笑
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