雑記やら拍手お返事やらSSやらを好き勝手に書いています。
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先日大阪で大きな地震がありましたが、皆さんはお変わりないでしょうか。
私はちょうど電車に乗っており、ほとんどの交通機関が麻痺してしまって当日は苦労しましたが、家や職場は物は落ちた程度で済んでいます。
大阪北部に住んでいる知り合いはやはり被害がひどいらしく…ライフラインの復旧等、復興が一刻も早く済むことをお祈り申し上げます。
皆さまも地震や余震にはくれぐれもお気をつけください。
あんまり更新してないと忘れ去られそうなので、過去に書いたものを掲載しておきます。
最近ほとんど更新してないのに毎日誰かしらが来てくださっているようで…本当にありがとうございます。
なかなか書けない日々が続いていますが、アスカガへの愛は変わっていません。
最近は再燃されて帰ってこられたアスカガクラスタさんが多いような気がします。
このサイトまで見ていただいてるかはわかりませんが…いつまで経っても愛されているジャンルですよね。
ほんのちょっとでもジャンルを盛り上げるお手伝いができたらいいなぁと思っています。
以下Twitterからの再掲です。
フォロワーさんと盛り上がった末に書いてしまったダブルパロ。
タイトルだけでファンの方ならわかるかもしれませんが、元ネタはFFXで結婚式のシーンです。
続きからどうぞ。
私はちょうど電車に乗っており、ほとんどの交通機関が麻痺してしまって当日は苦労しましたが、家や職場は物は落ちた程度で済んでいます。
大阪北部に住んでいる知り合いはやはり被害がひどいらしく…ライフラインの復旧等、復興が一刻も早く済むことをお祈り申し上げます。
皆さまも地震や余震にはくれぐれもお気をつけください。
あんまり更新してないと忘れ去られそうなので、過去に書いたものを掲載しておきます。
最近ほとんど更新してないのに毎日誰かしらが来てくださっているようで…本当にありがとうございます。
なかなか書けない日々が続いていますが、アスカガへの愛は変わっていません。
最近は再燃されて帰ってこられたアスカガクラスタさんが多いような気がします。
このサイトまで見ていただいてるかはわかりませんが…いつまで経っても愛されているジャンルですよね。
ほんのちょっとでもジャンルを盛り上げるお手伝いができたらいいなぁと思っています。
以下Twitterからの再掲です。
フォロワーさんと盛り上がった末に書いてしまったダブルパロ。
タイトルだけでファンの方ならわかるかもしれませんが、元ネタはFFXで結婚式のシーンです。
続きからどうぞ。
その婚姻は人々に光をもたらすのだと誰かが言った。
世界を救った偉大なる召喚士の娘カガリ・ユラ・アスハと、偉大なるハウメアの教えの長の一人たる召喚士の男ユウナ・ロマ・セイラン。
ふたりが婚姻を結び、力を合わせることによって究極の力を得れば、必ずや世界の《災厄》は絶たれるだろうと。
どこかに常に存在する《生きた災厄》に怯え、それを打ち倒す救世主、すなわち召喚士をただ待ち続けるだけの停滞したこの世界において、なるほど確かにそれは光なのかもしれない。
だが──それが何だと言うのだろう?
敬愛する父親が命を賭して《災厄》を倒し二年の平穏を世界にもたらした。ならば己もそうであらねばならぬと自分を律した少女。わずか十八歳にして、過酷な戦いの果てに命を捨てることを自らに義務付けたカガリ。
その彼女から、未来と自由だけでなく、心すら奪った果てにある世界など──彼にはなんの価値もなかった。
偽りだらけのその結婚式は、空中にある祭壇において行われていた。本来厳かに行われるはずだった式典はしかし、突然の乱入者により混乱を極めている。その筆頭に立つのは、新婦である召喚士カガリの護衛をし続けていた少年、アスランだ。
「その手を離せ、ユウナ」
アスランは敵の軍勢に囲まれていることを気にもとめず、目の前の男を睨みつけた。
召喚士の男──ユウナ・ロマ・セイランはウェディングドレス姿のカガリの腰を抱いたままアスランを汚物を見るような目で睥睨する。
「口の利き方には気をつけたほうがいい、賊風情が」
「ユウナ、やめてくれ!」
仲間たちに向けられた銃口に、カガリが必死の形相でユウナにすがりつく。それにすこしは溜飲が下ったのか、ユウナはふんと鼻を鳴らして口の端を持ち上げた。
「カガリ、僕はおとなしくて素直な女性が好きだ。どうすればいいか、わかっているね?」
ユウナの声に合わせて、アスランたちを包囲する兵士がわざとらしく引き鉄に指をかける。卑怯だ、とアスランは奥歯を噛み締めた。仲間の命を盾にとられて、カガリが従わないはずがない。
「……わかった。だから、みんなを傷付けないでくれ」
カガリが弱々しい声で言い、拳を下ろす。
「いい子だ。それでいいんだよ。さあ、式の続きをしよう。こいつらにも見せてやろうじゃないか、僕らの愛の証を」
愛──その言葉に虫唾が走る。偽りしかないこの結婚式のどこにそんなものがあるというのだろう。ユウナが欲しいのはカガリ自身ではなく、アスハの名声と、英雄の娘とともに世界を救うというドラマだ。
ユウナは大人しくなったカガリと向き合うと、アスランに見せつけるようにしながら純白のヴェールを持ち上げた。カガリが悔しげに噛み締めている唇を指でなぞり、ゆっくりと顔を近づける。カガリは屈辱に耐えるようにきつく目を閉じていた。
ユウナとカガリの影が重なる──その直前、アスランは考えるよりも早く飛び出していた。
「カガリッ!」
叫び声と同時に銃声が鳴る。
カガリが覚悟していた瞬間は、いつになっても訪れなかった。
代わりに銃声が聞こえる。
驚いて目を開けたカガリの正面には──待ち焦がれていた夜の色があった。
「アスラン!?」
咄嗟にユウナとのあいだに割り込んだアスランは、ユウナを押しのけるとカガリの肩を抱いて走り出す。カガリを抱くアスランの右肩からは、赤い鮮血が流れ出ていた。
「アスラン、おまえひどい怪我がっ」
「平気だ」
「でも、そんなに血が出てるのに!」
「君をあんな奴に奪われるよりずっとマシだ」
アスランの言葉にはっとなる。同時に目頭が熱くなった。
ああ──やはりあんな男と結婚なんてできるはずがない。
世界のためならば命を捧げてもいいと思っていた。偉大なる父の名を継ぐ自分にはその義務があった。世界を救えるのなら、それで人々が幸せになれるのならば望まない婚姻とて受け入れようと、そう諦めていたのに──。
「私も、いやだ……っ」
彼以外とはキスのひとつだってしたくないのだと、今更になって思い知る。涙ぐんだカガリの声に応えるように、肩を掴む手に力がこもった。
ふとアスランが足を止める。走り続けて式場の端に着いたのだ。
その先は──断崖絶壁だった。
「カガリ、おふざけもいい加減にするんだ。いったいどこに逃げるつもりなんだい?」
ふりかえると、ユウナが苛立ちを隠さずに追ってきていた。
アスランが咄嗟にカガリを背後にかばう。ユウナの足取りがゆるやかなのは、カガリたちに逃げ場がないことを知っていたからだろう。
式場は百メートル以上の高さがある塔の頂上に作られている。ユウナと敵兵たちが並ぶ背後にある階段以外に、逃げる道はなかった。
「まだ撃つな、カガリに当たる。──さあ、カガリ。はやく僕のところへ帰ってくるんだ。今ならまだお仕置きだけですませてあげよう」
「──おまえのところに戻るくらいなら、私はここから飛び降りるよ」
カガリの言葉に、ユウナだけでなくアスランもが振り返る。
「カガリ……?」
「はは、冗談はよすんだ。落ちて助かる高さじゃないことくらいわかるだろう?」
「冗談かどうかは、これから証明してやる」
カガリがユウナを睨みつけたまま一歩後ろに下がる。あと半歩で落下するという地点で、ようやくユウナが焦りをみせた。
「馬鹿な真似はやめるんだ、カガリ」
「なら、私の仲間たちへ向けた銃を下ろせ」
ユウナの背後では、アスランとともに式場に乗り込んできた仲間たちがいまだに銃を向けられていた。
ユウナがしぶしぶと言った様子で兵士たちの銃を下ろさせる。
カガリはアスランの服を掴むと、顔を寄せて耳打ちした。
「アスラン、私を信じてくれないか」
「でも、どうやってここから……」
「大丈夫。おまえがいるなら、私は飛べる」
振り向いたアスランに、カガリはほほえんで見せた。
アスランははっと目を丸くしたあと、強く頷く。
「──信じるよ、カガリ」
大きな腕がカガリを守るように抱きしめる。同時にふたりの体がゆっくりと傾き、式場の端から落下した。
「カガリッ!?」
ユウナの狼狽した声が遠くで聞こえる。
ふたりの体が落ちていく。
風の音がうるさく、目のくらむような高さを落下しているはずなのに、ふしぎとカガリに恐怖はなかった。
きっと仲間たちはこの混乱に乗じて逃げ出しているはずだ。
落ち着いた気持ちのまま、空中で召喚獣を呼ぶ。半獣半鳥の人ならざる存在が現れ、落下するふたりを受け止めた。
獣の翼の上で体を起こすと、アスランが腕を離し、カガリを見つめた。
「……君は本当にむちゃをするな」
呆れたように笑うアスランに、カガリもほほえみ返す。
「おまえだって、何も考えずに式に乱入してきたじゃないか。おあいこだ」
「そういえばそうだな」
アスランがカガリの顔にかかったヴェールをそっとどける。そこでカガリは自分がウェディングドレス姿であることを思い出した。
「……このドレスはなかったことにしてくれないか。ちゃんとやり直したい」
「いいよ、わかってる。俺だってそうしたい」
アスランがはにかみながらカガリの頰に手を添える。
その手に促されるように、カガリは愛しい少年に顔を寄せた。
***
仲良しの方々とTwitterで盛り上がった結果、アスカガで書いてしまいました…。
正直配役はどっちでもおいしいと思います。アスランが召喚士でもカガリが召喚士でも。
どちらも偉大な父親を持って、その名声を重みに感じてますし、ぴったりですよね。
ただ、結婚式のシーンだけはどうしてもこの配役でやりたかったんです。
原作では出来なかった結婚式の拉致シーンをパロでやってもらいました。
逆に、命を捨てる覚悟をして戦う召喚士アスランを、明るい性格のカガリがガードをしながら励ますのもいいなぁと思います。
アルベドホームで真実を知って、「私あいつと一緒にシンを倒そうって言っちゃったんだ…!」って悔やんで泣いてほしい…。
召喚士一行にはキラやシンもいてほしいですね。カガリが究極召喚をしたら死ぬってわかっててなんで止めなかったんだ、って怒るのに対して「止めなかったと思うのかよ!全部、アスランの意思なんだ……っ!」ってシンに言い返してほしい…。アスランのために怒るシンちゃんが大好物です。
カガリが召喚士ならキマリ役はキサカだなぁ笑
FFXはいまだに私の中で五本の指に入る名作です。
ジェクト関連のシーンは毎回号泣してしまいます。
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