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雑記やら拍手お返事やらSSやらを好き勝手に書いています。
2025/05
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画像はインフィニットジャスティスとルージュの完成記念に撮った写真です。
ついでにフリーダムとジャスティスも撮りました。
 
過去にTwitterなどで語ったSEEDに関する考察や解釈を可能な限りまとめてみました。
拍手で考察系の話が好きと言っていただけたのが嬉しかったので…。
自分用メモなので見づらいです…あと元々はほぼツイートで手直しはしてないので、見苦しいものがあると思いますがご容赦ください。
引くほど長いです。
文字数にして12000字強くらい…約100ツイートですね…笑
たまにTwitterに呟きそこねた未公開のやつとかも入ってます。
消してしまったアカウントのものはまとめられませんでした…双子に関する考察とかもあったんですけど見つけられなかった…。
まとめるに当たって一年以上前の自分の考察とかを読み直してたんですが、「わかる~~!!私の性癖だー!!これ誰のツイート!?私だーーーー!!!」っていうのを10回以上繰り返しました…過去に自分が何言ったかとか覚えてなかったけど、内容を読んでさすが自分だなと思いました…笑
 
 
内容はだいたいこんな感じ。
それぞれ2年にわたって書いたものなので、内容に矛盾があったり被ったりしてます。
・アスカガについて1,2,3
・アスランとカガリの「幸せ」について
・ルナマリアが好きだという話
・シンについて
・「戦士」としてのアスラン
・「焔の扉」に描かれるカガリ像1,2
・アスランとキラの孤独について
・キラフレについて1,2
・『liar man』を書くにあたって
・パトリックについて
・病みアスランと病みキラ
・軍人としてのアスランとキラについて(微アスキラ)
・アスランとデスティニープラン
・アスランの管理欲求について(微アスメイ)
・ 運命40話~41話について  
 
考察スキーなので色々語ってますが、あくまで個人の解釈であり、他人の解釈や公式の内容を批判する者ではありませんのであしからず。
また、カプはNLBL入り乱れてますのでご注意下さい。
考察というよりただの好きなもの語ってるだけだったりしますが笑
 
興味のある方のみ続きからどうぞ。
拍手お返事についてはまた別記事で行わせていただきますね。

拍手[13回]



 
▼アスカガについて▼
空白の2年の間、カガリには婚約者がいて自分と結ばれる未来なんてほとんどないって分かっていながらも好きな人のそばにいることを選んだアスランが狂おしいほどに好き。
たぶんそれは運命後も変わらなくて、カガリに婚約者がいなくなったとしても彼女との間にある人種や身分の差は無くならないって分かっていながらも、同じ国でカガリを守るために剣をとる選択をしたんだなぁと思うと…。
「婚約者はいるけどいつか何とかなるだろう」なんて楽観視できるほどアスランは子供じゃないと思う。カガリが自分と結ばれないと知りながら、それでも誰よりも近くで守りたいと思うほどに好きだったんだろうなぁ。
 
 
▼アスカガについて2▼
私がアスカガを書くとき…ふたりの間にある感情と世界を書くのに全てを費やしている。 アスランとカガリの間にあるのは単なる恋愛感情なんかではなくて…アスランのカガリに対する想いはただの「好き」じゃないと思っているから…。
アスランのカガリに対する感情は「そばにいたい」「守りたい」であったり、「かわいい」や「愛しい」であり、「君のために死にたい」でもある・そして「君にもらった命で生きたい」という衝動なんだ。だから軽率に「好き」なんて言葉を使えない。それだけで済ましてはいけないと、いつも思っている。
逆に、カガリのアスランに対する感情を言葉にすると「お前が幸せになれる世界を作りたい」という気持ちだと思っていて…アスランは「君を守りたい」でカガリは「お前を生かしたい」なんだ…必ずしも相手と共に生きることを最優先にしないし、できない。
カガリはつらいよな、自分の頑張りがそっくりそのまま、アスランやキラという大事な人(コーディネイター)の未来にかかってくるんだからさ…そりゃあ負けられないし、何が何でもふたつの人種が共存できる未来を作らなきゃいけないわけで、そのためには恋なんてしてる暇もなかった 。
話が逸れた。 つまり、私がいつも小説の中で長々と何を書いているかというと、アスランとカガリの間にある感情を描いているわけです。単なる単語では表せないから、物語で語る。
これは前も言ったんだけど、アスカガはお互いを最優先にすることができない。「公」と「私」を選べと言われたら二人とも迷わず「公」をとってしまうんだ。お互いが大事なのだとわかっていながらも、やるべきこと・できることを優先せずにはいられない。それをやめたら自分ではなくなってしまうから…。
そんな、周りからしたらもどかしくて仕方がない、つらい生き方しかできない二人が、とてつもなく愛おしいのだなぁ…だから私はアスカガを書く。
例えばカガリが世界の救済のために自身を炎にくべた聖女であるのならば、アスランはその火が消えぬように守り続けるんだ。その炎と、炎が照らす世界を。 つまりは焔の扉の歌詞が素晴らしいということです。
 
 
▼アスカガについて3▼
アスカガのどういうシーンが好きなんだろうって考えてると、やっぱり一般的な恋人同士の幸せってのはあんまり思い浮かばない。例えばデートしたり結婚したり子供ができたりとかっていうネタは、もちろん幸せなんだろう。 でも私が思い付くのは、空白の二年で執務の間に二人ソファに並んでほんの五分だけ肩を寄せ合ってる姿とか、疲れ果ててベッドで倒れたまま寝てしまったカガリの頭をそっと撫でてあげるアスランの姿とか、そんなのばっかりだ。 些細な触れ合いであったりとか、つらい中でほんの少し与えられる希望みたいなもの。 これだから私の書く話は幸せじゃないって言われるんだな…。
前もちらっと言ったけど… 空白の二年の間、カガリに婚約者がいて自分とは結ばれないってことをわかっていながら、それでも護衛として隣にい続けることを選択したアスランがたまらなく好き。 アスランは現実主義だから、ユウナがいながらもカガリと自分が結ばれるだなんて奇跡を信じてたとは思えない。
むしろ絶対に一緒にはなれない頭では理解していたはずなのに、それでもカガリのそばに居続けたんだよな。護衛として隣にいるなんて、身分の差やユウナとカガリの関係を見せつけられてつらい思いをするって分かっていたのに。 命を救われたことによる義務感からか、単に彼女が好きだったからか…。
アスランは、ただカガリを守りたかったんだろう。 死の淵から命を救われて、導いてくれた少女。憎しみと復讐の果てに、故郷も家族も失い、友達を殺しかけて疲れ切ってたアスランには眩しすぎた存在で…。 愛されたいとか見返りが欲しかったわけでなく、ただ守りたかった。
単なる恋心とかではなくて、 アスランにとって「相手を守る」「庇護する」ことは「相手」に対する最大限の奉仕(有り体に言うと愛情表現?)に等しくて、「大事だと感じた/恩がある/奉仕をしたい」と思った相手がいたら、彼の持つ力を使って「守る」ことが、アスランなりの情愛の表れ…なのだと思っている。
ごちゃごちゃしてきたので端的にまとめると…。 空白の二年間、アスランはカガリと一緒になれない未来を知りながらも、それでも隣にいることを選んだ。大切だから、せめてカガリ個人としての(国家元首ではないカガリの)心と身体を守ってやりたいと思ったんだと考えてます。たとえ報われないとしても…。
ためだ、空白の二年間は考察しだすとキリがない…本来アスランは見返りを求めないことを前提にカガリの隣にいることを選んだはずだったのに、運命序盤の時点でアスカガは完全に共依存に陥ってるからな…。 共依存関係に落ちたのはカガリの意思がくじけたのがきっかけだと思うけど、それはおいおい。
 
 
▼アスランとカガリの「幸せ」について▼
前にも言ったけど、アスキラの生き方を言葉で表すと、アスランは「いつ死んでもいい」でキラは「生まれてこなければよかった」だと思っています。私の解釈ですけれども… アスランとキラが幸せになるのは難しすぎる。
放っておいたらどう考えても幸せになれなさそうなアスランを、強引に幸せにしようとするのがカガリで、だからこそアスランはカガリに惹かれて唯一無二の存在になったんだなぁと思う。
だからカガリには最後までちゃんとアスランを幸せにして欲しかったけど、身分と時代の壁がそれを許さなくて、結局はその壁を乗り越えたアスランがカガリを幸せにしようとするような、そんなアスカガが理想。。
たぶん、カガリはもともと自分で幸せになる力を持ってたんだ…キラとアスランにはない力。でも空白の2年を経て、自分の幸せを他人のため、オーブのため、ひいては世界のために使うようになってしまって、自分自身の幸せを追い求めるのをやめてしまったんじゃないかと。
カガリが自分の幸せを追い求めることをやめてしまった決定的瞬間が、ユウナとの結婚を決断した時だと思う。
その姿をずっとそばで見てたアスランはそりゃあいたたまれないよね…。かつてアスランを救うことによって幸せになれる可能性のある未来をくれたカガリが、自分の幸せを投げ打ってまで世界に尽くそうとしてるんだから。 アスランにはいつか、今度こそ自分がカガリを幸せにしてみせるっていう度量を見せて欲しい。
つまり「自分を幸せにできないアスラン」と「他人に幸せを与えるカガリ」の話を書きたいんですよ。
 
 
▼ルナマリアが好きだという話▼
ジエッジのルナマリアが好きです。ジエッジのルナはアスランのこともちゃんと見てて、アスランのシンに対する態度を「優しさ」だと認識してたし、アスランがいつもつらそうな顔してたことに気付いてた。シンやレイがどれだけアスランに当たりが強かろうと、ルナは「アスランにはそれだけの理由がある」って見方を変えなかったんだよなぁ。
ルナマリアは、単独任務でダーダネルス・クレタ間のアスランとキラカガの会話を盗聴していたから、アスランの疑念が理解できたってのもあるだろうけど、それでいて必要以上にアスランを援護せず・かつ単独任務で知った機密を他に漏らすようなこともなく、シンとアスランの間で中立でい続けたわけで。
仮にもアスランが気になってたのに、ジブラルタルの事件後シンに恨みごと一つ言わず、「アスランってひどいのよ」って隣で言って笑うのほんと…メイリンとアスランを討った悪夢から目覚められないシンに「(命令に従っただけで)あんたは悪くないのよ」って言ってるようなものだから…。
アスランに否定され続けたシンを、シンの褒められたものではない行動ごと、認めて包み込んであげたのがルナマリアなのだなぁと…ふと思うのです…シンルナは恋人というよりは共犯者であり、ルナマリアがシンの一番の理解者なのだと勝手に思っている。
 
 
▼シンについて▼
シンちゃんはもうねーーーアスランのこと大好きだからね、だからこそアスランの考えが理解できなくて焦ってイライラしちゃうし、裏切られて癇癪起こしちゃうくらいにはショックだったんだよ…すごく憧れてた分、裏切られて敵対されたときの絶望が半端じゃなかったんだろうな。
「守る力」を手に入れるために頑張って来たのに、憧れてるアスランから「お前の力の使い方は間違っている」なんて否定され続けるもんだから(しかもアスランは全然説明してくれない)、そりゃ意地になって戦い続けるしかないよね…。
憧れているアスランに否定され、守りたかったステラを守れなかったシンに、デュランダル議長だけが「君の力が平和のために必要だ」なんて言葉をかけちゃったもんだから、そりゃあ利用されるに決まってるよ…。シンはある意味「パトリックの元で戦い続けたアスランのifの姿」だと思う。
そもそも、シンの根底には「平和」への強い憧れがあるんです。あんなにトゲトゲしてるけど、本当は誰よりも平和が欲しくて、戦争を終わらせたかった。それはオーブで育ったからというのもあるし、人生の根底に「平和(=シンにとっての家族)」を奪われた経験があるから。シンの戦争嫌いは作中でも随一じゃないかな。
「また戦いがしたいのか、あんたたちは!!」はいっぱい使われすぎてシンの代名詞だと勝手に思ってる。 キラはやっぱり「それでも守りたい世界があるんだ!!」ですよね(いきなり話が飛ぶ)
どこで見たか忘れたけど、シンはもともと趣味が読書で一人称が「僕」な大人しい少年だったのに、家族が死んでから人格が歪んでしまったっていう設定がすごく切なかったんだよなー。
シンのこう…アスランのこと好きで仕方ないけど素直に認められなくて、でもそれは過去に裏切られた(敵対してた)経験から来てるもので…裏切られるのは怖いけど振り向いて欲しい、でもどうせあんたはおれなんかいらないんだろ、みたいな擦れてるところが好き。
 
 
▼「戦士」としてのアスラン▼
個人的に、アスランは人を殺すことのできる天才だと思っています。人を殺す手と感情を切り離せる殺しの才能を持った人間だと…。本来敵に対して変な思い入れさえしなければ、それこそ敵(ナチュラル)を倒すことをためらわない白兵戦の鬼だったのに、キラと敵対してしまってから揺らいだのかなと。
本当のアスランは、パトリックやデュランダルが望んだ通りの「戦士」なんだと思っています。戦いの天才、殺しの才能に長けている。彼の中にはスイッチのようなものがあって、それがオンになると引き金を引くのを一切躊躇わない「戦士」になる。ラクスやミーアを守ったときみたいに。
ただ、普段はわざとオフにしているんじゃないかなと…。銃を持つものの重み、を知っているからこそ。 オフの状態だと精神状態によって実力が大きく左右されてしまうけど、彼自身は自分の「オン=戦士」としての本質を(自覚があるけど)忌避している、というのが種以降の普段の姿じゃないかな〜。
 
 
▼「焔の扉」に描かれるカガリ像について▼
さっきシャワー浴びながら考えてたんだけど、焔の扉ってすごい歌だな…カガリのイメージソングで、アスカガのことを言ってるのは容易に想像できるんだけど、よく考えてみるとあまりに歌詞が深いし、カガリの自己犠牲精神の表れっぷりがひどい。
焔の扉をくぐるのはカガリなわけで、つまりカガリは世界のため/オーブのために燃え盛る焔の扉を開けるんだ…その先で自分の身が炎に焼かれると分かっていながら。 カガリが自身を世界に捧げる歌であり、その焔の扉の向こうで本当の愛を知ることを願うのかと思うと、胸が苦しい。
 
 
▼「焔の扉」に描かれるカガリ像について2▼
焔の扉で浮かぶ世界を話にしたい…とずっと思ってるんだけど、難しすぎる…。 私の中であの曲は、世界という名の火刑台に向かう聖女の歌なんだ。聖女とはすなわち「世界を平和なものにするため」の礎を作る人柱のこと…有り体に言うと『生贄』である。 彼女を燃やした火は、消えることなく世界を照らす。
世界は平和への一歩を踏み出すため、その生涯を捧げる聖女、「平和」を実現するための象徴たりうる女神を欲してるんだよ…犠牲をさ…。 女神なんて綺麗な言葉でごまかしてるけど、要するにカガリみたいな人間に死ぬまで世界のために働け、恋も愛も家族も捨てて、心も体も公のために捧げよってこと。
アスランもまた同様で、言うなれば、聖女を燃やした火が消えぬよう、死ぬまで守り続ける戦士だよね。 ふたりはいつでもいつまでもそばにいる。でも、決して一緒にはなれない。 世界の人柱に選ばれてしまった、その道を選んでしまった、かわいそうな男女…それが運命後のアスカガ。
果たしてアスランは、カガリが燃えた火をそばで守り続ける守り人となるのか、自らをくべて炎を永続させるのか、それともカガリを燃やした火を憎んで世界のすべてを燃やすのか。選択次第でその後の解釈が変わるのが面白いですね。
私は結局、公のために私を捨てる道を自分でしまうキャラクターが好きなんだよな…。 いつだって自分の幸せよりも世界をとってしまう薄幸キャラにばっかりハマる。だからよく死ぬ…。
ところで私は考察の中でよく世界世界ってよく言うけど、じゃあ「世界」ってなんなの?どこからどこまでの話?って言うのを語り出すと熱いよな…。 どのキャラクターの視点で見るかによって「世界」の広さは変わるから。今日は割愛します。
 
 
▼アスランとキラの孤独について▼
アスランの孤独に気付いてそばにいようとするカガリが好き…ほっとけばどこまでも一人でいようとする(無自覚)アスランを、強引に腕を引っ張って、ほらみんなのとこ行くぞ!って言うカガリ。
種カガリは、キラやアスランの帰る場所を作りたかったし、帰る場所になろうとしたんだなぁとしみじみと思う…。放っておけば戦場に出て帰ってこなさそうな、戦い続けた結果として生き続けることに対する執着を無くしてしまった二人の少年を、それでも帰ってきてほしかったし、繫ぎ止めたかったんだろう 。
既に100回くらい言ってるけど、種終盤でプラントに戻ることを選んだアスランに対して「ぼくたちはまだ死ねないよ」ってキラが言ったのが、当時のふたりの人生観の全てを物語ってると思っている。
「死にたくない」でも「死んじゃいけない」でもなく、「まだ」死ねない、だよ…16歳の子供が普通そんな言い方するか?自分の意思で「死にたくない」わけではなく、まだ「役割」があるから、三隻同盟において「戦力として不可欠」だから死ねないっていうこの言い方… 。
逆に言うと、戦いが終われば、パイロットとしての役目を終えれば「死んでもいい」のが当時のアスキラなんだよなぁ。奇しくも当時、危険を承知の上で(きっと死ぬ覚悟もしてた)プラントに戻ると決めたアスランにとって「死なないで」なんて言葉よりも「まだ死ねない」の方がずっと効果的だったんだろう 。
キラとアスランを生かすのは、「生きたい」という希望よりも、「死ぬまで戦わなきゃいけない」という義務なんだよな〜〜そら危なっかしいって言われるよ… 。
 
 
▼キラフレについて▼
フレイの話を書きたい フレイという偶像にとらわれ続けて前に進めないキラの話が書きたい。
キラの時間は、フレイが死んだそのときから止まっていると思うんだ…所属が変わっても、ザフトの白服を着ても、彼の心はフレイの死んだあの日に取り残されている。キラは見た目も全然老いない気がするな… 。
前に小説で書いたけど、キラの心はフレイと一緒に死んでしまったと思っている… キラの涙はフレイが連れて行ったんだ 。
キラはもう泣かないよ、泣けないよ…涙は彼にはない。フレイが死んでから、彼が流せる涙はなくなってしまった…。フレイを守れなかった自分に泣く資格は無いし、フレイ以外の誰かのために泣く資格も無い… それが私のキラ観(個人の主観です)
 
 
▼キラフレについて2▼
突然だけどキラフレが好き…。キラはずっと死んだフレイに囚われ続けてたらいい。ラクスと一緒になっても、キラの心はフレイが持っていったまま…運命のキラがどこか感情のないように見えるのは、フレイが持っていってしまったからだって勝手に解釈してる。
フレイに戦えと言われたから戦い続けて、フライを救えなかった贖罪にまた戦う…。 ヤキン戦終了後に心を無くしたキラをラクスが2年かけて癒し続けて、ようやく形を取り戻したけど中身は空っぽのまま、キラは生きている。
メサイア戦後、ザフトの白服になったキラは、誰もいないお墓を作って欲しい。 フレイが跡形もなく散った宇宙はフレイのお墓で、そこはキラの永遠の戦場なんだ。キラはもう止まれない。フレイを救えなかったキラは戦いを止めることができないし、キラ自身が許さない。 そんな感じで、普通のようでいてちょっと壊れてしまってるキラフレ書きたい。
同じように、シンはルナマリアと一緒になってもステラを忘れないでいてほしいな……ステラみたいな子を二度と生み出さないためにシンは戦い続けるんだ。 キラはフレイが許してくれるまで戦い続けなきゃいけない。 キラに比べたらシンの方がまだ戦う理由は前向き。
 
 
▼『liar man』を書くにあたって▼
 この間、アスランがシンにカガリのことを「好きだったよ」とぼやく話を書いたけど…アスランがカガリのことを「好きだ(だった)」と口に出来るようにまで、どれだけの時間と葛藤が必要だったのだろうか。
アスランのカガリに対する感情は「恋」とか「恋愛」とかっていう言葉では語れないと思う。 「好き」であり「愛」であるのには間違いないだろうけど、きっとそれを言葉にすることはできなかったと思うんだ。身分の差が、世界情勢が、何より「他人と仲間を殺して生き延びた」自分が許さなかった
あの話でアスランが「好きだったよ」と言えたのは、一種の諦めの感情があったから。諦めなきゃいけない、きっと彼女の隣にはもう立てないという確信にも似た感情と、でもやっぱり彼女しか好きにはなれない、忘れられないんだっていう信念が相まって出た台詞。間違っても「今も好き」とは言えない。
前にも言ったけど、「たとえもう二度と君の隣に立てないとしても、君と君の国を俺は守る」というのが私の理想のアスランなんだ。完全にTHE EDGEの影響だけど。 たとえ結ばれないとしても、カガリが他の男と結婚してしまったとしても、それでも守り続けると決めているアスラン…。
逆にカガリは「私は世界のために生きるけどこの生涯で本気で愛したのはおまえだけだ」っていうのが理想。
 
 
▼パトリックについて▼
パトリックは復讐と憎悪の気持ちでまみれすぎてアスランを愛していたことを忘れていたんじゃないかと思っている。
原作小説で、序盤のアスランがプラントに帰ってパトリックに面会したとき、「父上」「なんだそれは」ってやりとりの描写で、「息子はこれしかいないのだから仕方ないというような目でアスランを見た」という感じの表現があるんだよね。 あくまでパトリックにとって息子はひとつの資産・兵力でしかないかのような、数で数えられてしまうもの。 どこまでも厳しい人で、仕事に生きすぎて自分の息子すらもただの軍人として見られなくなったのかなぁと思った。甘さを捨てなきゃ生きていけなかったのかもしれない。
だからアスランが裏切ったとき、自分の思い通りになるはずだった「息子」が逆らったことに逆上して撃った。 それでも、あの距離で肩をかすめたに過ぎないあたり、意識的にか無意識的にか、自分で殺すことは避けたんだろう。 それもヤキン戦でクルーゼに「アスランを殺すことになりますがいいですか?」って言われたときに、ためらいながらも「構わん」と言ってしまうあたり、やはりナチュラルに復讐するという気持ちに流されてしまったのだろうけど…。 ただ、アスランを殺すことに対してほんの一瞬でもためらいがあったという事実は、アスランをちゃんと息子として見てる証。
最後の父子の会話が「撃てジェネシス」だったのは、二人の道が決定的に分かたれてしまった事実を表しているようで切ない…。 アスランはパトリックがジェネシスを撃った時点でもう後戻りは出来ないと確信していて、それならば自分が止めようと決意していたんだと思う。
きっとアスランはパトリックと刺し違えるつもりだったんだろうな。父を止めるため、最初から生きて帰るつもりがなかった。 それを生かしたのはカガリの功績であって…パトリックの死に際をカガリも一緒に見てるというのがまた…。 この辺もいつか掘り下げたい。
以上私のザラ親子の解釈…。 パトリックが狂ってしまったのはやはりレノアが殺されてしまったことが原因なのかな。そうだとしたらアスランも第二のパトリックになり得るんだよな…。
カガリがヤキン突入時にアスランについていったのは、アスランに父親を撃たせないようにするため…自分が代わりに撃つためだったと、どこかで聞いたことがあります。
 
 
▼病みアスランと病みキラ▼
キラはナチュラルに病んでるのが似合う気がする。アスランはあんまり病まない…強靭な理性の持ち主だから…。 ただ、自分の命を軽んじてるのはデフォで、もしも大事な人に何かあったりしたら一気に狂ってしまいそうな危うさはあるよね…アスランの狂気は病むんじゃなくて復讐に走りそうな感じ…パトリックの息子だもの。
キラはゆるやかに落ちていって、アスランは一気に落ちるイメージがある…。 抽象的だけど、キラは落ちた果ての真っ暗な海の底で生き続けてるようなそんな。
 
 
▼アスランとキラについて(微アスキラ)▼
いつもだいたいアスカガばっかり考えてるので、ときどきアスキラとかアスシン作家さんの絵を見に行く。だいたいアスキラとかのアスランってカッコイイんだよな。アスカガ書いてるとついアスランを甘めに書いてしまうんだけど、理想はそういう男っぽいアスランなんだ…。
最近の私のアスランはあまりに受け受けしいので、もうちょっと攻めっぽさ取り戻したい。 アスキラっていいよな〜戦い終わった後の、パイロット同士のやりとりとか、戦う人同士であるからこそ書ける姿があるよね…顔がおんなじ位置にある同士のキスとかもたまらない。
アスキラの、ふたりとも戦いで血を染める生き方をどうしようもなく受け入れてしまってる感じが好きだ。 大事な人がいる、守りたい人がいて、戦えるだけの力を持ってしまった以上、戦わなければいけない。戦えない誰かの代わりに前線に出て、自分も死ぬかもしれない状況の中で相手を殺す覚悟を持ってる。
アスキラの間にある戦う者同士の空気っていうのは、戦わせる者であるカガリやラクスでは入れないものがある。 最初はただの幼馴染として仲良くしていれば良かっただけなのに、今では命を預け合う仲であり、血で汚れた手を繋ぎ合う関係になってしまった…力を持ってしまった者同士の宿業がたまらない。
別にそこに肉体関係はなくていいし、なんなら性愛もなくたっていいので、アスキラでもキラアスでもアス+キラでもなんでもいい。 ただ、SEEDはキラとアスランの物語で、二人がいて始まり終わるものなのだと、ときどきどうしようもなく思い知る…。
アスキラのアスランとカガリの話を書きたいんだってずっと前から思ってる。 じゃあカガリが銃を持って、MSに乗って人を殺せば二人と一緒になれるのかというと、キラとアスランが絶対にそんなことさせないのだろう。 自分たちが汚れてしまったからこそ、綺麗なものには綺麗なままでいてほしいんだ…。
なんで実際にアスカガ書くとアスランのそういう面を出せないんだ?と思ったけど、アスランが意図的に隠しているからだと思った…。 そういう戦士っぽい、軍人っぽいところをカガリに見せないようにしてるんだ。それと同時にアスランは、カガリの隣にいるときは人を殺す自分でいなくてもいいのだと思っている。
 
 
▼アスランとデスティニープラン▼
これは独り言だけど…イザークについて私はもっと真剣に考えるべきだと思った…。 イザークはある意味誰よりもアスランと同じ視点で物事を見れる、通常の人間なんだよな。 それはつまり、アスキラやアスカガのぐずぐずな関係性(端的に言うと共依存的)の異常さに気付けるというわけで…。
某さんの解釈でものすごく印象に残ってるのが、アスランは「自由にしていいよ」と言われるのが一番困るのだと言うこと。 自由にしていいということはやらなければならないことがないということ、つまり誰かに必要とされていないということで、アスランはそれが最もこわい…というのが目から鱗だった
そこから飛躍すると、デスティニープランはまさにアスランみたいな人間に本来ふさわしいものだったのだろうと思う。 アスランは元々、当たり前のように軍人になって命令に従って戦っていて、父の命令だからと婚姻統制すら受け入れていたのだから。 きっと遺伝子=運命に生き方を定められて従う方が、アスランのような人間にとっては楽であったのだろう。それが「幸福」であるのかはさておき。
そう考えると…種の物語を経て、命令通りに戦うこと、そもそも戦いの意義そのものに疑問を持つことを覚えるようになり、運命において議長の思惑とデスティニープランを知って、それに異を唱えることができるようになったのは、きっとアスランが成長したからなんだろうな。 遺伝子に翻弄されるキラや、才能に逆らって生きることを選んだラクスを見て、アスランもまたできること・やるべきこと、「正義」とは何かを模索し続けたんだ。
 
 
▼アスランの管理欲求について(微アスメイ)▼
庇護で思い出した。アスランが「自分の都合の良い」存在を好きになるということについて考えたいと思ってたんだ。アスランが「守らせてくれる」人を好きになるという現象。 最初はキラ、次にラクス、カガリ、そして運命後はおそらくメイリンが当てはまるであろうポジション…。
前提として、アスランは大切だと認識した人を「守りたい(庇護したい)=管理下に置きたい」と思う傾向がある。自分の手の中で安全でいられるよう囲ってしまいたいわけ。 だからその対象が自分の意に沿わなかったときにものすごく怒るし少々強引にでも(アスランが「正しい」と思う方へ)従わせようとする。
それは種でキラが地球軍にいたときや、運命でカガリが戦争の仲介に入ろうとしたときに顕著に表れている。 そしてこのアスランの癖は逆に言えば、「管理させてくれる人」を好きになり得るということ。 ただしその「好き」は自分の欲求を満たすためのものであり、相手のことを考えない勘違いの「好き」である可能性が高い。だからアスランに一途に片想いするメイリンをアスランが好きになることは十分にあり得ると思っている…。
それでも運命後にカガリを好きでいるとしたら、アスランから離れた代表首長として独り立ちした、もはや管理させてくれない女性を、それでも人として好きになるということ。
アスランはさ…子供の頃の一人で課題を終わらせられないキラとか、空白の2年で沈みすぎてアスランなしでは生きられなくなったカガリとか、そういう弱い存在を放って置けなくて、そのそばにいて面倒を見ることで自分の管理欲求を満たしていたと思うんだ。
 
 
▼運命40話~41話について▼
いきなりなんだけどさ… 運命のシンのデスティニーとカガリのアカツキが戦うシーンが好き。 アニメだったら確か二機が邂逅した直後にEDはいるんだよね。私は当時リアタイしてなかったけど、見てた人たちは戦慄したんだろうなぁ…どう考えてもカガリが死ぬ(撃墜される)予感しかしなくて…。
アスランが艦橋に来たのもそのタイミングで、小説版だと恐慌にも等しい危惧が走ったみたいな表現があり、ジエッジだとアスランが慌ててアカツキに通信入れて下がれ!って叫んでるんだ…カガリがシンに勝てるはずがないから。 アニメの「カガリ!」って叫びは100回くらい見直した。
あれを見てしまった以上、アスランはインジャに乗らないわけにはいかなかったんだよな。カガリが死ぬかもしれないという瞬間に、力が欲しいと思ってしまった自分がいることを自覚してたわけだから。小説版はそこまできっちり書いてる。小説のアスランは定期的にカガリのこと思い出してくれるから好き。
時間がないからこれ以上語れないけど…。 結局のところ、自分で守らないと安心できないんだろうな…自分に誰かを守れるだけの力があって、守らなければ殺されてしまいそうな立場の人間を好きになってしまったのだから。 アカツキが撃墜されてしまったif小説を書きたい〜
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プロフィール
管理人:柳瀬
居住地:関西
最近カラオケで種のPVを見たことをきっかけに10年ぶりにうっかりアスカガが再燃した出戻り野郎。

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