雑記やら拍手お返事やらSSやらを好き勝手に書いています。
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最近まったく新しい話を書く気になれないので、過去作を載せて書いた気分になろうと思います。
だいぶ前にTwitterに載せた話。
アスシンのようなシンアスのような…でもアスランがカガリに未練のある感じの話。
同性愛の事後なので苦手な方はご注意を。
Twitterをご覧の方はご存知だと思いますが、アスラン→カガリ前提のアスシンが最っっっっ高に好きです。
運命後、カガリと別れたアスランの寂しさを埋められるとしたら、それはシンだけだと思っている…。
カガリと離れたことによって人としてダメになりかけた、ただの戦い働くだけの機械になりかけたアスランを、それでも現実に留めてくれるのがシンだと思っています。
アスカガが一番好きだけど、二番目はアスシンが好き…。
アスシンに関してはリバでもよい。
今年はBLも書いていきたいなぁ。
誰かモチベをください……。
だいぶ前にTwitterに載せた話。
アスシンのようなシンアスのような…でもアスランがカガリに未練のある感じの話。
同性愛の事後なので苦手な方はご注意を。
Twitterをご覧の方はご存知だと思いますが、アスラン→カガリ前提のアスシンが最っっっっ高に好きです。
運命後、カガリと別れたアスランの寂しさを埋められるとしたら、それはシンだけだと思っている…。
カガリと離れたことによって人としてダメになりかけた、ただの戦い働くだけの機械になりかけたアスランを、それでも現実に留めてくれるのがシンだと思っています。
アスカガが一番好きだけど、二番目はアスシンが好き…。
アスシンに関してはリバでもよい。
今年はBLも書いていきたいなぁ。
誰かモチベをください……。
終わったあとは体がだるい。
それはする側であっても、される側であっても同じことだ。
ただ、相手にしていたはずのおれの上官は、息ひとつ切らすことなくベッドで上体を起こしていた。裸の背にうっすらと汗がにじんでいるのを見て、ああこの人も汗かくんだな、なんてことをぼんやり思う。
「聞きにくいこと、聞いてもいいですか」
たぶんそのときのおれは、体を動かしたあとの疲れとほどよい眠気のせいで、頭がどうにかしてたんだ。だからそんなことを言ってしまったのだろう。
「なんだ?」
その人──アスラン・ザラは首だけでおれをふりかえって、視線で続きをうながした。おれはベッドに裸でねそべったまま、隣のアスランを見上げる。
「アスランって、アスハ代表が好きなんですか」
それが開けてはならないパンドラの箱であることを、おれはずっと知っていた。たぶん、この人を多少なりとも知る人間なら誰もが気になっていたはずだ。実際には、本人に問う必要すらないのかもしれないけど。
この国、オーブの国家元首カガリ・ユラ・アスハ。
元ザフトレッドであるはずのアスラン・ザラがオーブ軍に入ったのは、そのたった一人のためであると、いつかどこかで聞いた話だった。
「なんで、そう思うんだ?」
アスランはわずかに目を丸くしただけで、静かに聞き返してきた。こういうところが本当にかわいげのない人だと思う。ベッドの中にいるほうが、まだちょっとかわいらしさがある気がする。
「だってあんた、慣れてるんですもん。こういうコト」
「……それが理由なのだとしたら、おまえの予想はハズレだな」
アスランが苦笑する。いや、どちらかと言うと自嘲か。
そんな意味深なことを言うので、おれは思わずまじまじとアスランを見つめてしまった。アスランは視線が居心地悪いのか、目を逸らして前髪を雑にかきあげる。
「あいつとはこういうことはしていないんだ」
「えっ、なんでですか。結構長いあいだ一緒にいたんですよね?しかも同じ屋敷に暮らしてたって」
「それでもできないことがあるんだよ。俺が情けないばっかりにな」
アスランがバツの悪そうに笑う。この人がよく見せる、自虐的な笑い方だ。
「じゃあ、童貞だったんですか?」
「それもハズレだ。あいにく、ザフトでは相手に困らなかったからな」
それは事実だろう。おれも所属しているからよく知っている。男ばっかりの集団生活をしていると『そういうこと』は当たり前に起こり得る。実際に、今のおれとアスランがそうなのだから。
「で、結局どうなんですか。代表のこと、好きなんですよね?」
話が逸らされそうな気配を感じたので、もう一度聞き直す。アスランはやっぱりおれのほうを見なかった。
「……好きだったよ」
ぽつりとそれだけを言う。
そんな、誰にだって嘘だとわかるようなことを。
「今も、じゃないんですか」
本当なら、それはおれが聞くべきことではないのだろう。今のアスランはまちがいなく独り身だ。だからおれが勝手に部屋に上がって、したい放題させてもらってる。
でも、おれは知っていた。アスランがあの人を前にしたとき、メディアに流れる姿を見たとき、どんな顔をしているか、どんな目で見ているのか──。
「アスラン?」
「あんまりいじめないでくれないか」
アスランはそう言って、困ったようにぎこちなく笑った。
今まで見た中で、一番下手くそな作り笑いだった。
***
アスランがカガリを「好きだった」と言えるようになるまでどれだけの葛藤があったんでしょうか。
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